暖かくなった3月 沖永良部島は新緑に包まれ緑の色 濃くなってきました。
師匠から2箱目の分蜂群を頂くことになりました。
蜂球を作った場所が高枝の穂先。
足元は大きな側溝があり脚立を立てるのも不安定な場所でした。
塊になって落ち着いています。
ひとつの生き物のように蜂が固まりうごめいています。
この蜂球は、探索蜂が次の住処を見つけてくると一斉に飛び立ちます。
飛び立つ前に巣箱に入れなければなりません。
西洋蜜蜂は、野生化してしまうと民家などに入り込み迷惑を掛けてしまいます。
また二ホンミツバチと違い、スズメバチに対する防御が出来ないため
蜂群が全滅したりします。
有益な西洋蜜蜂も人間が管理したほうが安心して生息出来ます。
手際よく蜂群を巣箱に入れてくれました。
このまま蓋を被せて私の養蜂場へ移動します。
移動設置完了です。最初に巣箱を設置した場所をミツバチ達は記憶します。
そして半径3キロ位を飛び回り蜜や花粉を集めます。
人の都合で巣箱をちょっと移動したら蜂さんは巣箱の位置を確認できず巣に帰ることが出来ません。
なので位置決めは、1年間の季節を考えて設置します。
翌朝、蓋を開けて枝を取出しに来ました。
巣枠に移動しているかと思ったのですがこんな感じです。
枝を取り出すのも大変そうです。
何とか蜂を払いながら木の枝を取出し、給餌箱に砂糖水を2ℓと代用花粉を巣枠の上に置きました。
春とはいえ まだ花が少ない時期に巣枠に巣も上げなければ繁殖も出来ないので
給餌は必要ですね。
分蜂する前に蜂は巣箱の中で餌をお腹いっぱいにして飛び立つそうです。
ですがお腹減ってるみたいですね。砂糖水に一斉に群がってます。
餌を給餌して空いている巣箱のスペースに巣枠を追加して分蜂群移動完了です。
取り出した枝 こんなに大きな枝でした。
女王蜂の匂いが残っているのかまだ蜂が張り付いています。
暫くすると巣箱へ入るはずです。
門扉を開けて蜂を飛び立たせてしばらくは見守ります。
餌は巣箱の中にいっぱいあるのでそれを食べながら
巣枠に巣を盛り上げていくはずです。
巣が完成すれば女王蜂が卵を産み、働き蜂を育て
蜂の数に比例して群勢が強くなります。
養蜂巣箱2箱目 完了です。
蜂さんに働いてもらい 早く美味しい蜂蜜を取ってみたいものです。
その為に蜂さんの管理をしっかりとして住みよい環境を提供します。
蜂さんとの共存ですね。
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