前回の分蜂群捕獲作業でとても困りました。
その時の作業がこちら👇
やはり吸引捕獲器は必要。
分蜂群を上手く捕獲するには吸引器が必要と思いました。
色々考えながら検索していくと吸引器の種類に2通りあることが分かりました。
陰圧の吸引器
陰圧の吸引器とはその名の通り、掃除機などを使い吸い上げる方法になります。
この方法だと簡単に装置は作れそうですが蜂さんに常に負圧が掛かる為弱ってしまいそうです。
吸引の方法を蜂さんの負担になりにくい物
こちらの方が良いと思うのですが作成に技術と知識が必要になります。
色々調べているともう既に作られた方が図面まで配布してくれていました。
もう既に実用化されている物がありました。
NPO日本みつばち保存会さんのサイトにありました。
すごくよく考えられていて思考錯誤しながらの制作状況が掲載されていました。
感謝しながら同じものを作ってみたいと思い図面をダウンロードさせて頂きました。
GM2と言う 蜜蜂群吸引捕獲器
送風の有圧部分が少ない為、蜂さんへのダメージを最小にすることが出来ます。
モーター部分が配管内に入らないので蜂さんも安全。そして捕獲ネットに入ってしまえば
有圧部分の圧力から解放される仕組みになっています。
見よう見まねでGM2を作成
図面により仕組みが理解できたので塩ビパイプを寸法通りにカットしていきます。
スライド丸鋸があれば直角切りが簡単です。
粗組みしてみました。こんな感じでしょうか?
ステンレスパイプの固定に必要なビスの長さは約15ミリです。
このビスを切断して四方から固定したいと思います。
資材をネットで購入。
吸込みに使うステンレスパイプ外径38㎜の物をAmazonで購入しました。
図面では肉厚0.8ミリが推奨となっていたのですが38ミリの外径では中々0.8㎜の物がありません。
なんとか1mmの物を探すことが出来ました。
肉厚を薄くする理由は、吸引時に蜂がパイプの縁に当たらないようにするためかと思われます。
パイプカッターを使い長さ30cmにカットしました。
パイプカッターでカットしたのですが内側にバリが出ていました。
ここは蜂さんが通るところなのでバリの処理が必要です。
手作業でヤスリを使いバリを取り除くます。
ステンレスパイプの固定。
ステンレスパイプの固定をするためのビスを埋め込みます。
下穴を2㎜で開け、長さ15ミリにカットしたビスを留め付けます。
ステンレスパイプが中心に来るようにビスで固定します。
パイプ固定用のブッシング
ステンレスパイプの固定に何か良い物は、無いかと探しました。
とても良い物がありました。VU管の中に挿入してゴムパッキンで密閉固定できます。
厚み調整でパイプを一枚挟み込みます。
そしてこれをそのまま挿入するだけ
ゴムパッキンで密閉出来ます。
ネジを締めこんで固定。再度ネジを緩めたらステンレスパイプの調整も行えます。
吸引用のホース
吸引用のホースはAmazonで購入することが出来ました。
内径38ミリのサクションホース。
長さ5mありましたので半分の2.5mを使います。
結構硬さがあります。 吸引により凹むことはなさそうです。
蜜蜂吸引捕獲器 完成です。
この様な形で組立完成です。
プロアは、エンドパイプに穴を開けて差し込みが出来るように調整しました。
ブッシングがあったので綺麗な形に収まりました。
吸引力はどれ位? 吸引試験を行ってみました。
肝心の吸引力は、どのくらいあるのか調べてみました。
ホースの先端を水につけて吸引した時にどのくらいの高さまで水を吸い上げることが出来るのかを測定しました。
結果は、約10cmの高さまで吸引することが出来ました。
基準が分からないのですが取り合えず実際に使ってみたいと思います。
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