【レザークラフト】カービングデザインのポーチの作成

レザークラフト

今回のレザークラフトはポーチを作ってみたいと思います。

前回ではミナグ君の為のポーチを作ったのですがそれと同じ感じで大きさを変えて作りたいと思います。

材料は、ヌメ鞣し革A3サイズを使います。

先立ってウェットフォーミング用の型を作成しました。

後はA3サイズのヌメ革ですね。ほぼ源厚くらいの2~3ミリくらいだと思います。

革のウェットフォーミング

革の形を変形させるために水に浸して可塑性を利用して形を作ります。

型板に擦り込む様に皮を馴染ませて後はクランプで締めこんで乾かすだけです。

型板を作っておけば簡単な作業です。

革の裁断作業

革を型にはめ込んだら乾かしながらそれ以外の部分の革の裁断を行います。

厚めの革がスーっとカットされるのはとても気持ちがいい。

このポーチは本体はこのたった2つのパーツだけですのでシンプル。

その分細かい部分に力を入れて作成していきます。

カービングデザインの革への転写

デザインを決めて下書きをしたら今度は鉄筆で革への転写。

細かい線を革に刻み込んでいきます。

地味に大変な作業。トレーシングペーパーが破れたりと力加減が難しい作業です。

この様に転写出来ました。

スイベルナイフで革に切り込み

この作業がデザインの印象を決めてしまうくらい重要な作業。

ナイフを回転させながらラインに強弱をつけていきます。

細かいデザインをナイフのタッチで表現していくこの作業 とても神経を使います。

滑らかな流れるような曲線を出すのが中々難しい。

1時間ちょっとかけてナイフ入れが終わりました。

集中してタッチをいかに切り込むか 難しく楽しい時間

カッティングは終わりました。

次は刻印を打っていく作業が待っています。ちょっと疲れました 今日はここまでで終了です。

後日、刻印を打っていきました。

細かい作業に熱中しています。

刻印の角度や打力をちょっとけるだけで革の表情が変わります。

難しくて面白いところです。

2022/2/19

カービングデザインを完成しました。

2022/04/28

革の染色

次の工程は革の染色を行います。

水分を入れると革の形が変わってしまうので型にはめたまま染色を行います。

カービングデザインの部分は、アンティークダイを入れたいと思います。

そして全体の色は、『ダークブラウン』でシックに仕上げます。

5カ月ぶりにポーチ制作に掛かります。2022/11/11

ポーチをほったらかしにして5カ月過ぎてしまいました。

久しぶりの作業でちょっと工程を忘れかけています。

まずはダークブラウンのアンティークダイを革底までしっかりと塗り込みます。

そして拭き取り作業。

アンティークダイを塗る前に革には下処理を行っているので明暗をしっかりと出すことが出来ます。

色合いを調整しながらアンティーク感を立体感を演出。

これ位で良いかと自己満足

染色作業に移ります

革の染色。ブラウンに仕上げます。

染色液自体が薄いので何度も何度も塗り重ねながら

自分好みに仕上げます。

塗っては乾かすの繰り返し

革の風合いも残しながら染色完了。

革が乾いたらダイヤボンドを使って本体の接合。

ようやく形が見えてきました。

かがり縫いで革レースで編み込み

ボンドで接合した所をレースで編み込むための印を付けて

平目打ちで穴あけした所をレースを使って編み込んでいきます。

細かい作業ですが楽しいところです。

ゆっくりと丁寧に巻き込んでいきます。

かがり縫いが完成。

綺麗に巻き込めました。

レースが革を保護してくれます。

使い込んでいくと味が出てくるかも

留め具の取付

最後に留め具を取付ました。

見た目の良い金具をチョイス。

真鍮の味わいが好きなんですよね~

このアンティーク感

仕上げは、ラナパーで深みを出します。

革製品は、給脂しながら育てていくのが魅力。

長い時間を掛けてようやく完成。

作業が途切れ途切れだったので永い時間が掛かりました。

ポーチが完成です。

これから使いながら味わいを引き出してみます。

とりあえずは、シガーポーチとして使ってます。

持ち手を付けるかどうか 使用しながら迷っているところ

どうしよっかな・・・・・

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