この様な工具見たことあるでしょうか?
中々特殊な工具です。
『Wallscanner D-tect150』 と言う特殊な工具になります。
工具界では、有名なメーカー BOSCH(ボッシュ)から発売されています。
何をするための工具かと言うと ウォールスキャナー 壁を見通す工具。
コンクリートの中の鉄筋や配管などを探し出す工具になります。
何と定価が ¥150,000円 です。
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鉄筋などのコンクリートに埋設された物は破壊しなければ確認をすることが出来ません。
建築の検査などではこの様な特殊な工具を使い、非破壊検査を行います。
手で持って壁や床に当てて横方向に滑らせて診断を行います。
底面にセンサーが付いていて、金属や金属以外の配管などを探知する仕組みになっています。
車のタイヤのような物がついていて横方向に滑らせて探査を行います。
可動は、単三電池を4本使います。
最大深さコンクリート内を15cm 診断出来ます。
Wallscanner D-tect150 のモードの種類
色んなモードが付いています。状況に合わせて使い分けるみたいですね。
使い方も至って簡単でした。
- コンクリート①モード コンクリート内の対象物を探知 8cm
- コンクリート②モード コンクリート内の対象物を深く探知 15cm
- 湿ったコンクリートモード コンクリートを打設後の湿っている時など
- 配管式床暖房配管モード
- 石膏ボードモード
- 金属探知モード
- ダイレクトモード
どの様に使うのか
今回は、宅地造成時に以前から立っているコンクリートブロック塀の診断に使いました。
敷地の周りに積まれているブロック塀ですが見た目では、どこに鉄筋が入っているのかわかりません。
最近になってではありますが既存ブロック塀の強度不足により多くの倒壊事故が発生し
建築基準法の見直しまで行われました。
その為の確認を行います。
横方向の鉄筋の探査
縦方向の鉄筋の探査。
探査検査の確認の仕方
この様に壁面から何センチに鉄筋が在ると確認することが出来ました。
色々な道具を使い、様々な検査を行います。今回はその一部のご紹介でした。
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