鶏を飼い始めたらまずは餌作りから始めます。
手本にするのはこちらの本 中島正さんの『自然卵養鶏法』
この本では平飼いによる養鶏のすすめと発酵飼料の大切さを教えています。
私もこういう養鶏をやってみたい。
餌へのこだわり 健全な発酵飼料を求めて
- 発酵飼料を与える事で鶏の体内をアルカリ性に保ち強い鶏に育てる事が出来る。
- 健康な鶏からは美味しい卵が産まれる。
- 発酵飼料を与える事で糞や鶏舎の匂いが抑えられる
- 家庭から出ている生ゴミのほとんどを鶏の餌に帰る事が出来る。
- 鶏に与えては害になる生ゴミ(火を通した炭水化物等)も発酵させることにより腐敗する事無く餌として与える事ができる。
発酵飼料を作るための材料を揃えてみました。
一番肝心な発酵菌の元は👇から購入しました。
準備した材料です。モミガラ、米ぬか、バイムフード、そして自然水(水道水はカルキ等が抜けた物)
発酵飼料の種菌を作ります。【好気性菌バージョン】
発酵飼料の元となる種菌を仕込みます。
初めて作るので教科書だけが頼りですがこの材料を規定量入れて混ぜていきます。
水を加えながら軽く固まる位まで調整しました。
水が多すぎても好気性菌には良くないみたいです。
そして発酵させていきます。
よく混ぜて空気を絡ませてからちょっと加温しました。
育雛箱のヒヨコ電球の上で発酵させます。
1~2日位で約40度を超えています。 もっと上がるのかと思ったのですが
ぬかとモミガラだけなのでこんなもんなのでしょうか?
寝かしたら好気性菌発酵飼料の種菌の完成。
これを他の餌の材料と混ぜて鶏に与える餌を作ります。
好気性菌発酵飼料のブレンド
種菌が出来たのでこの種を元に材料を混ぜて発酵させながら使っていきます。
好気性菌発酵飼料の材料
- 好気性菌の種菌
- 米ぬか
- モミガラ
- 配合飼料
- おから
- 牡蠣殻
- 家庭から出る生ごみ(野菜くず、ご飯粒、パン 後何でも)
火を通した炭水化物などは鶏に与えるととても良く食いつくのですが
ソノウ(胃袋)の中で内壁に引っ付いて腐ってしまいソノウ炎などを起こしてしますそうです。
しかし発酵飼料の中に混ぜる事によりソノウ炎に餌自体も腐敗しにくくなるそうです。
良い事ずくめの発酵飼料ですね。
発酵飼料【嫌気性バージョン】
もうひとつ試してみたいのが乳酸発酵です。
こちらは嫌気性の発酵になるので空気を遮断しながら発酵させるみたいです。
おからをそのまま鶏に与えてもあまり食いつきはよくありません。
しかし乳酸発酵させると全くの別物になり鶏も良く食べるそうです。
なので 余ったおからを使って乳酸発酵飼料を作ってみます。
材料は、おから 納豆 お砂糖 です。
おからに納豆とお砂糖(今回はザラメ)を入れて混ぜていきます。
種菌は、納豆菌でザラメは菌の餌になります。
初挑戦なのでうまくいくかは分かりませんが・・・・
綺麗に合わさったら少しずつ押さえて空気を抜きながらバケツに詰め込んで仕込みます。
最後に上からラップで押さえて完成。
約1週間から使えて保存も効くらしいのでこのまま寝かせます。
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