西洋蜜蜂 巣箱の短距離の移動

日々の事

巣箱を設置している場所が住宅地の中にある為、分蜂シーズンになると迷惑が掛かるかもしれない。

そんな事から養蜂場を移設することにしました。養蜂場と言っても5群ですが( ´艸`)

西洋蜜蜂の巣箱の移動は困難を極めます。

ミツバチは、自分の巣箱の位置を確実に覚えています。それはGPS並み

巣箱を1mでもずらすだけで見えているのに巣箱をさがせないほど ほんとにピンポイント

そして活動範囲は、2~3Kmと広範囲にわたります。

一般的には、3Kmほどの移動は ただ巣箱を移動するだけなのですが

3㎞未満の移動は、かなり手間が掛かります。 蜂さんがピンポイントで位置を覚えているため

一度活動範囲外に巣箱を定住させて再度移動すると言うのが一般的。

今回は色々調べて見た結果、とあるページに目が留まりました。 それはこちら👇

荒療法ですが軽トラの荷台の振動で蜂を混乱させる方法みたいです。

少し薄暗くなった夕方、ミツバチのほとんどが帰巣して、巣箱のなかに入ったことを確認してから開始する。

① 移動させる巣箱の入り口を閉じ、巣箱の蓋が外れないように紐でしっかりと縛る。

② 巣箱を小型トラックの荷台に載せる。

   トラックはクッションの悪いもののほうが好ましい。乗り心地のよい最新車種は避けたほうがよい。

③ 巣箱をトラックに載せたまま、舗装されていない凹みや石が散らばるガタガタの道へ行き、その道を約10~30分ほど

   行ったり来たりする。この衝撃が、ミツバチの巣箱の位置記憶を失わせるという ・・・ 荒療法。

④ そのまま自宅(我が家・巣箱の元の位置から約20m)に戻り、予定の場所に巣箱を設置する。

⑤ 巣門を閉じたまま一晩静置する。

⑥ 翌朝早く、巣門を開放する。

http://www.orchid.or.jp/orchid/people/tanaka/garden/beetransfer.html

何事も経験なのでとりあえず試してみようと思います。

幾分かの外勤蜂が帰って来ても 残っている巣箱に馴染めればOK.

2群を移動してみます。

今回は昼間に巣箱の中を整理して女王蜂を確認済です。

移動は夕方の日が暮れてから行うようです。

辺りは真っ暗ですがiPhoneで明るく撮ることが出来ました。

巣箱は、ビスで固定してあります。 意外だったのは初めて巣箱を持ち上げたのですが

こんなにも重い物だとは思いませんでした。 かなりの蜜が入っています。

腰痛を恐れる私にはかなりの負担でした。

巣箱を移動した場所のブロックは、とりあえずそのままにしておきます。

蜂さんが帰ってきた時の巣箱を置いてあった場所の目印になります。

移動の仕方は、軽トラの荷台に巣箱を乗せて悪路を30分程度走行し、振動で蜂を混乱させるとの事。

農道で悪路を探すのですが大抵の道がアスファルト舗装されていて悪路を探すのが大変でした。

何とか条件をクリアして新しい設置場所に到着です。 当たりはもう真っ暗。

振動を与え過ぎたせいか巣箱から蜂蜜の香りがしています。 巣枠が壊れてなければよいのですが

そして女王蜂の安全を祈ります。

準備しておいたコンクリートブロックに巣箱を乗せて本日の作業は終了です。

一晩おいて蜂を落ち着かせて明日の朝 巣箱を開ける予定です。

明日の朝 巣門を開けると多分 外勤蜂の幾分かは元の場所に帰るかと思いますが

それはそれで仕方ない事と諦めます。内勤蜂が定着してくれる事が今回の狙いです。

翌朝の蜂の様子

翌朝、日の出前に巣門を開けました。

思ったより蜂さんが勢いよく飛び出してきました。 なんか荒れています。

全く落ち着いていません。 近寄ろうとすると攻撃までしてきました。

かなり怒っている様です。

しばらくしてからのスロー動画。

下の動画は、正午位の状態です。

蜂たちも飛び回り 順調に花粉や蜜を運んでいるのが分かりました。

帰りながら元巣の場所に行ってみました。

巣門の開放から1時間くらい経ってから元の場所に確認に行きました。

早くも帰ってきている蜂さんが十数匹ほどいました。そしてまた威嚇され人を嫌っています。

帰って来ても巣箱が無いため 途方に暮れているようです。

この蜂さんは、他の巣箱に入るかもしくは死んでしまうかのどちらかになります。

その後でお昼に再度確認に行きました。

お昼前に再度確認。 戻り蜂は、朝と同じくらい十数匹位でした。

👇の動画でブロックの上を行ったり来たり

後 気になるのは内部の状態です。

後日 完全に落ち着いてから内検してみたいと思います。

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