沖永良部島のミツバチ

日々の事

最近よくミツバチが花の花粉を集めているのをよく目にします。
菜の花が咲くころ、気温も暖かくなりミツバチも活動が活発になります。
蜜蜂の活動範囲は、半径2~3Kmもあるそうです。

採蜜するミツバチ

日本にいるミツバチは、大方2種類です。
在来種である二ホンミツバチと外来種のセイヨウミツバチです。
売られている蜂蜜のほどんどがセイヨウミツバチの蜂蜜だそうです。
二ホンミツバチよりも多くの蜂蜜を取ることが出来て、管理しやすそうです。

見てるだけでなんだか癒されます。どの種類なのかは不明です。

ミツバチに興味が出て来た。

ある本との出会いでした。 百田尚樹氏 風の中のマリア

オオスズメバチの一生を描いた物語です。
ミツバチが主ではないのですがオオスズメバチの生き方を通して
自然界の中での昆虫の生き様をリアルに描いています。
蜂の生態や繁殖、子育てなど知ることが出来る一冊です。
なぜ女王蜂だけが産卵できるのか、雄蜂の生態はどうなってるのか。
興味ある方は、読んでみてはどうでしょうか?

セイヨウミツバチについて

  1. ヨーロッパやアメリカ、中央アジアを原産とする外来種である。
  2. 特定の花から蜜を集め、年2回ほど採蜜が出来る
  3. 採蜜量は多く取りやすい上、値段も安価である。
  4. 二ホンミツバチの様に逃亡癖もなく飼いやすい。
  5. 専用の巣箱に巣枠と呼ばれる板状の枠を使い人工的に巣礎を貼りミツバチに巣作りをさせます。
  6. 基本的に野生化しない。スズメバチがいない島などでは野生化している例もある。
  7. 専用の巣箱の購入や巣枠、巣礎など初期投資が必要

二ホンミツバチについて

  1. 日本に生息するミツバチで在来種である。
  2. 複数の花から蜜を集め、年1回ほど採蜜出来る。
  3. 採蜜量は、少なく値段も高価である。
  4. 二ホンミツバチは、巣の条件が悪くなれば逃亡してしまいます。
  5. 巣箱は重箱式で構造も比較的簡単、蜂が巣箱の上部から自分たちで巣作りを行います。
  6. 天敵のスズメバチを蜂球を作り、胸の筋肉を震わせて体温を46度まで上げてスズメバチを死滅させることが出来る。(ミツバチは、49度まで大丈夫だそうです。)また球内の二酸化炭素濃度を上げることも知られています。
  7. 巣箱の構造が簡易で巣枠や巣礎が要らず、自然の個体を誘引できればお金掛からないですね。

と言うことで二ホンミツバチの巣箱を自作してみます。

色々調べているうちに二ホンミツバチを飼って採蜜したくなりました。
見よう見まねで日本蜜蜂の巣箱を作りました。

海凪君と一緒に作りました。まずは木枠を組んでいきます。
誘引用だと2段あればよいそうです。
作り方は、ネットやYouTubeに載っていました。

スケールを使い、採寸中です。数字読めないですけど・・・・・・

木枠を2個と最初に蜂が巣を作るための天井に付けるスノコを作りました。

3段重ねるとこんな感じです。木枠を同じ大きさで作り、重ねるだけです。
採蜜の際は、上部から木枠をワイヤーを使い切り離し収穫します。
そして下の段に新しい木枠をセットしていきます。

蓋作りと蜂が出入りする部分は、ちょっと大変でした。
スノコと天板に隙間を作ったり、入口の大きさは、スズメバチが入らないように7mmで開けなければなりません。
重箱式なので蜂の様子を伺う観察窓を底板に作りました。

観察窓を作るので底板は、引き出し式の2重板です。
真ん中には、φ2.6mmのステンレス線を十字に張ります。これは蜜蜂が巣を作ったときに重さで下に落下しない為です。

最後に仕上げです。塗料などは使いたくないので杉をバーナーで炙り、焼杉にします。
こうすることで板の耐久性も見た目も良くなります。

これで日本蜜蜂の巣箱の完成です。後はミツバチが入ってくれるかが心配です。
通常は、キョウリョウヘンという蘭の種類の花でミツバチを集めたり、蜜蝋を巣箱に塗ったりするのですが、両方とも高価であり、ちょっと手に入りにくいです。

師匠に巣箱を見てもらう。

色々知恵を貰いたくて早速ですが師匠を訪ねました。
加工場で作業していたので早速巣箱を見てもらいました。

師匠いわく 『沖永良部島には、二ホンミツバチはいない』

まさかの最悪の展開でした。 ですよね。
巣箱を作りながらちょっとだけ頭をよぎっていました。
<沖永良部島には、二ホンミツバチ居るのかな>
そうなんですね。私が冒頭で撮ったミツバチの写真 あれはセイヨウミツバチだったんですね。
勝手に思い込んでいました。海岸などにいるミツバチは、野生のものだと
よくよく考えたらミツバチの行動範囲は2~3キロなので養蜂されたミツバチだとも考えられます。

師匠
師匠

まだまだ勉強不足だな。

なので視点を二ホンミツバチからセイヨウミツバチに切り替えて
勉強し直します。
採蜜したい意欲が増しました。
もう前に進む事だけ考えて直進します。
そして師匠からお酒を飲みながら
養蜂について色々教えて頂き、只今セイヨウミツバチ勉強中です。
作った巣箱は、とりあえず設置してセイヨウミツバチが入らないか試してみようと思います。

工場で作っていた物が気になり尋ねてみると
黒檀の木で箸と箸置きを自作しているとの事でした。
以前は、ナイフを焼き入れして作ったり金属加工していたのですが
木の加工にはまってるとの事でした。
ホントにかっこいいおじさんです。

四角形のお箸と丸い箸置きです。

大方の形が出来たら、細かく研磨していくそうです。
家族分のお箸を頂きました。 黒檀の重量感が手に馴染みます。
箸置きも底面は平たく研磨してあり、箸をおいても安定しています。

良い経験になりました。今度はセイヨウミツバチを調べます。
養蜂面白そうです。

せっかく作ったのでとりあえずは設置してみました。


入るかどうかは蜂次第🐝 自宅の片隅に置いてみます。
師匠からの誘引剤も付けてみます

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