金柑の接木に挑戦

日々の事

以前に購入した寧波キンカンの苗木が順調に生長しています。
花もいくつも咲いてきたので今年も多くの実が期待できそうです。

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寧波キンカン

白い花芽が幾つも出てきました。
大分勢いが出て来たように見えます。
今回はこのキンカンの枝を穂木として接ぎ木の作業をしてみたいと思います。

接ぎ木の目的とは

なぜ接ぎ木をしていくのか。接ぎ木のとくちょうとは

  1. 種からでは育てることが出来ない特定の個体を増殖するため
  2. 一本の木に複数の種類を育てることが出来る。(属性は合わせる必要がある)
  3. 受粉に適した品種を接ぐことで結果率を上げることが出来る(異品種交配の時など)

今回は1番の理由に当てはまります。

台木として使う苗木(種類は不明)

台木として使うのはこの木になります。
数年前に食べた蜜柑が美味しかったので種を蒔いたら生えてきてこの大きさまで生長しました。
4~5年生位でしょうか。

美味しい蜜柑の種を蒔いても柑橘類は、その特性を引き継げません。
その為、接ぎ木という方法で木を育てていきます。

使用する道具はこちら

接ぎ木に使う道具はこちら
メデールテープと剪定ハサミ、カッターナイフです。
ただこれだけです。すぐに揃えることが出来ますね。

このテープは、必須です。
接ぎ木の際に台木と穂木を固定するためのテープになります。
自然劣化しますので取り除く手間も省け、台木への食込みもないそうです。

穂木の採取

寧波キンカンから穂木を採取します。

私は、初めて接ぎ木を行うので見よう見まねでやっています。
穂先の勢いの良さそうな物をカットしました。
白く見えているのは、開花前の蕾です。

穂木を選定していきます。

接ぎ木の一番大事なところは、成形層を穂木と台木で必ず合わせる必要があります。
穂木をVの字の形にカットします。
その時にはカッターナイフを使うのですが切れ味が良くないとうまくそぎ落としが出来ません。
カッターの刃を新しいものに交換して作業を行いました。

台木の切断。ちょっと可哀想ですが

台木を十数センチ残して剪定ハサミでカットします。
ちょっと可哀想ですがこの木をそのまま育てても美味しい実が付かないので
台木として頑張ってもらいます。

カットした上部になります。
使い道は残念ながらありません。

台木には、逆Vの字に切れ目を入れます。
この時に形成層を意識してカッターを入れます。
木質層と穂木の形成層の間をうまく狙います。

白い部分は、木質層
皮目の緑の部分を挟み込むような感じです。

頭でわかってはいるのですがいざやってみると難しい。
これで形成層が合っているのか確認のしようがありません。

取り合えずテープで巻いて固定しました。
形成層があっていれば栄養分が穂木に伝わり接ぎ木の成功になります。
もし形成層がずれていたら・・・・・・

本来は穂木をテープで1巻き回すそうですが今回は取り合えずこのままで様子を見てみます。

後は様子見です。

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